Fab Nurse Project

ケアとものづくりを結ぶ

高齢化の進む日本では、2025年に病院でのケアが受けられない「看取り難民」が約40万人に到達すると予測されています。

病院のみならず、施設や各家庭においてケアを必要とする人の数が増えるなか、住空間をかたちづくる数々の「もの」たちは、今まで以上に生活の質を左右するようになるでしょう。

私たちは、より個別できめ細やかになっていくケアの現場を、デジタルファブリケーション(Fab)というものづくりの力で支えようとしています。

たとえば、こんなものづくり

1.自助具 「筆圧をかけるためのペンホルダー」

たとえば、半身麻痺によりつまむ動作ができないあるユーザーは、うまくペンに筆圧をかけることができず、複写式の重要な書類にサインする際も他者の助けを必要としていました。

そこで、手のひら全体を使って腕からの圧力を伝えるためのペンホルダーを作成したことで、ひとりでも文字をかけるようになりました。

2.ケア用品「フレキシブルガーグルベイスン」

たとえば、金属製のガーグルベイスンは丈夫であっても柔軟性がないため、人にとっては使いづらい場面がありました。

そこで、顔の形に沿うように曲面をモデリングしたり、一部を柔らかい素材によって出力したりすることによって、吐き出した液体がこぼれにくいものを製作しました。

3.看護教材 「吸引練習用頭部モデル」

たとえば、同居する家族であっても、痰を吸引するためのチューブを挿入するハードルは高いものです。

そこで、どのあたりまで管が通っているのかを経験できる半透明の頭部模型を製作しました。手技を練習するためのツールを用いて、心理面も含めてハードルを下げることを目指します。

 

「患者の生活に寄り添う看護の視点」
「デジタルファブリケーションによる自由なものづくり」

この2つを組み合わせ、病気を持つ人、そしてそれを支える人たちが、
より良い生活を送れるようにすることが、私たちのミッションです。

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作品の例Works
研究課題Research
発表実績Publications
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看護医療学部 慶應SFC Fab地球社会コンソーシアム COI