About

Fab Nurse Projectは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに拠点を置いて2015年から進められています。

デジタルファブリケーションを専門とする環境情報学部の田中浩也研究室
看護情報学を専門とする看護医療学部の宮川祥子研究室の共同で、
相互の理解を深めながら、大学のみならず多くの現場に足を運びながら活動しています。

Intro to Fab

3D プリンタをはじめとしたデジタルなモノづくりが近年普及したことによって、
個人が自分の” アイデアを形にすること” がより簡単になりました。

デジタル技術によって可能になる、思いを形にする創造性を、
「Fabrication(ものづくり)」と「Fabulous(たのしい)」を合わせ、FAB(ファブ)と呼んでいます。

Fabでできること

個人に合わせたものづくり 自由なアイディアの実現 データとしての保存と複製
写真のギプスは3Dプリンタで製作したものです。ひとりひとりの身体のかたちや、暮らす環境に合わせたものを作ることができます。 呼吸器のホースをベッドサイドで留めるフックや、一度に漢字の書き取りができるペンなど、まだこの世に存在していないものを作ることができます。 既成品の欠けてしまったパーツや、壊れてしまったパーツを作りなおすことができます。

使われる機材と素材

昔は数千万円した3D プリンタですが、 特許が切れたたことで非常に安価になり、PC を買うような値段で買えるようになりました。使える素材も豊富で、用途に合わせて使い分けることができます。

他にも、木やアクリル板の切断と彫刻ができるレーザーカッター、木材や金属が削れるCNC ミリングマシン、データから自動で刺繍をするデジタル刺繍ミシンなど、様々なデジタルファブリケーション機材が存在しています。

 

Intro to Nursing

看護の目指すこと

みなさんは「看護」と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?

看護師は病気にだけ着目するのではなく、
身体・心理・精神・環境などの多様な視点を持って患者さんに接しています。

患者さんの年齢や性別、抱えている病気や受けてきた治療、どういう生活を望んでいるかなどを看(み) て、
よりよい治療やケアを受けるために必要なことを考えながら行動し、健康になろうとする力を引き出します。

看護独自の視点

看護の専門性

看護師は医師の診断に基づいて患者へ処置を行うことはもちろん、その後の経過を丁寧に観察し、より良いケアの検討・実践・評価を繰り返し行っていきます。

すべての基礎となる日々の情報収集は、医学・薬学・心理学などの専門的な知識をベースに行われています。この専門性こそが、看護が看護たる所以のひとつと言えるでしょう。

パジャマの患者さんだけを診ているわけではない

看護は患者さんを総合的に考え、 その人がその人らしく生活することを目指す活動です。
その活動の中では、人生に対する価値観、および患者さんを取り巻く生活空間、家族関係などを考慮する必要があります。

このような総合的な視点を持つことで、「ただ病院のベッドで寝ている病気の人」ではなく、「社会で生活している人」として個々人を見ることができます。広い視点を持ち、その人の今・将来にとって何が最適なのか判断することが重要です。

あなたのやっていることも、看護になる可能性がある

看護は「患者さん」と「患者さんをサポートする人」の間で成り立ちます。
その関係性は看護師と患者さんだけにとどまらず、

・「患者さんをサポートする家族」
・「退院後後遺症を抱えて家で生活している人」
・「その人をサポートする製品を提供する人(Fab maker)」
などの様々な形で、支え・支えられる関係が存在しています。

様々な関係者が看護に関わることで、 患者に多様な選択肢を与えることができます。
FABもその選択肢の一つであり、より良い看護を支えるための手段になり得るのです。

 

プロジェクトメンバー(2018年度春学期)

教員 / Faculty Member

博士課程 / Doctor's Course

修士課程 / Master's Course

学部 / Undergraduate Course

過去の参加者 / Ex-Members